<Header>
<Author: 李頎>
<Title: 題盧五舊居>
<Format: 格式不明>
<Year: 1965>
<BookName: 唐詩選　下>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 盧五（ろご）が舊居（きうきょ）に題（だい）す>
<BookPage: 88>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
物在人亡無見期，
閑庭繫馬不勝悲。
窓前綠竹生空地，
門外青山如舊時。
悵望秋天鳴墜葉，
巑岏枯柳宿寒鴟。
憶君淚落東流水，
歲歲花開知爲誰。
<End Poem>
<Translation>
盧君の舊居を尋ねてみると、家屋や庭園のすがたは昔の物がそのままあるけれども、主人公は亡くなってしまって二度とお逢いする折はない。しずかな庭さきに馬をつないだが、わたしは悲しさにたえられない。窓の前を見れば、手入れをするものがないと見え、綠竹が、人氣のない、がらんとした土地に新しく生え出ている。門の外にそびえる青山は昔のとおりだ。うれいをふくんで見あげると、秋空から落葉がかさかさと鳴って飛びすぎる。けわしくそそり立つ枯れ柳には寒そうな梟が宿っている。ありし日の君のことを思い出して、涙が川水の上にこぼれ落ちる。東へ流れて行いて返らぬ水。一切は返らないのだ。年々春になれば、ここにも花は咲くだろう。だが、いったい、それは誰に見せるためだろうか。
<End Translation>
<Formatted Translation>
盧君の舊居を尋ねてみると、家屋や庭園のすがたは昔の物がそのままあるけれども、主人公は亡くなってしまって二度とお逢いする折はない。
しずかな庭さきに馬をつないだが、わたしは悲しさにたえられない。
窓の前を見れば、手入れをするものがないと見え、綠竹が、人氣のない、がらんとした土地に新しく生え出ている。
門の外にそびえる青山は昔のとおりだ。うれいをふくんで見あげると、
秋空から落葉がかさかさと鳴って飛びすぎる。
けわしくそそり立つ枯れ柳には寒そうな梟が宿っている。
ありし日の君のことを思い出して、涙が川水の上にこぼれ落ちる。東へ流れて行いて返らぬ水。一切は返らないのだ。
年々春になれば、ここにも花は咲くだろう。だが、いったい、それは誰に見せるためだろうか。
<End Formatted Translation>